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Overlanders

6:30pm レストランにはまだ誰も到着していなかった。

昨日食べた辛い韓国料理バイキングが今日は美味しく見えた。

早くみんな来ないかな〜

そこにマーク&クレア、ジョージさんが着席。

先に食事を始めようとすると、先程のオジさんが現れた。

先程の奇跡の出会いを確認しあい、改めてみんなで自己紹介。

彼はの名前はシンムさん。韓国の方で今回の旅はロシアからモンゴルを抜けてシルクロードに向かうという。

「シルクロードってクルマ走れるんですか?!」

そんな疑問をぶつけると・・・

なんとシンムさん!歩いてシルクロードを渡るらしいのです!!

シルクロードを渡るのは今回が初めてではないという。

以前挑戦した際に、腰を悪くしてしまい、今回はそのリベンジ。

「シルクロードって砂漠ですよね?大丈夫なんですか????」

「そうなんだ。以前チャレンジした時、二日分の水と食料をもって行ったんだけど、行く行程は4日かかるから困ったんだ。」

「そんなの!どうするんですか?」

「その時はね、2日目の到着地点にクルマで水と食料を運んでもらい、また出発したんだけど。。今回は10日の行程だからどうしようかな〜」

ひぃ〜〜〜〜!!世界にはとんでもない方がいるもんだ〜!

みんなシンムさんの話に夢中で耳を傾ける。

私においては、耳で聞ける英語が少ないから、目でも話をとらえる為、食事を忘れた。

イギリス、韓国、日本。

国は違えど夢は同じだった。

オーバーランダーたちの話は盛り上がり、食事の後もBARに行き語り続けた。

親子で旅をするという、韓国人ライダーの方も合流し、この船に乗るオーバーランダー全員が揃った。

英語・韓国語・日本語と3ヶ国語が飛び交うオーバーランダーミーティングは、船員さんの閉店の合図まで続いた。

いよいよ、明日はロシア・ウラジオストック到着。


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