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突撃!となりの晩ご飯?! in メルズーガ

美しいサハラに日が沈みかけた夕刻。ホテルの様なすてきな邸宅のご主人様がご帰宅~。

その方は!!!

あ~~~~~!!昨日カフェで会ったオジさんだ~~~~!!

昨日会った時は呑んだくれジジイみたいだったのに~今日は仕事帰りでしかりしてる~。

(勝手にお邪魔してるのに何とも失礼なカメ。。。)

ご紹介が遅れました~。バラクさんと奥様のホリアさん。ドミニク&マリーの古い友人。

ホリアさんは只今お腹に赤ちゃんがいるんだって~。そりゃめでたい!!

にしても…このご自宅ステキすぎるんですけど~!?

バラクさんの親しかったフランス人の友人がフランスに帰る際に、この家をバラクさんに託したんだって。フランス人のテイストが入っているモロッコ内装&インテリアなんですね~。

明るいキッチンもシンプルで使いやすそう!タジン鍋は大きなモノから普段使いのモノまで、たくさん揃っていたよ。

バラクさんご夫妻は、私たちに是非夕飯を食べていく様にすすめて下さり、ホリアさんがモロッコ料理をご馳走してくれたよ~。

こちらはモロッコスープの《ハリラ》。ソラマメ、レンズ豆、ひよこ豆の3種類の豆が主に入っていて、他にもお野菜が入っているみたい。

ゆっくり煮込んで、全部とろけちゃっているから分からないんだけどね~。

そして~!!メインディッシュは《イワシのオーブン焼き》!

開いたイワシ2匹の間に香草を挟んで、小麦粉をまぶし、オーブンでこんがり焼きます。

「日本でも同じように調理するよ~!!」とホリアちゃんに伝えると「本当に~~??」と驚いてました。久しぶりのお魚料理!!楽しみ~♪

みんなでいただきま~す!先ずは《ハリラ》。この量!!スープだけでお腹いっぱいになっちゃうよ~~。豆好きのカメはハリラ好きです~。とろみがあるから、案の定お腹パンパン。。

そして《イワシのオーブン焼き~》。挟んである香草が”紫蘇”ならまさに和食!!

ここ「メルズーガ」は海から遠く離れた砂漠の町。そんな町でお魚料理が食べれるなんて~!!

しかも日本のお味に近い!!ホリアちゃん、ありがとう~~!!

バラクさんは我々の為にモロッコワインまで用意してくださいました。

イスラム教のモロッコ国民はお酒は飲みません。そんなモロッコでワインを作っている???

誰がテイスティングしてるんでしょうね~???

沢山のおもてなしのお礼に日本からの細やかなお土産を渡すと、ホリアちゃんとバラクさんは大変感動してくれて

「今日は泊まっていけ!部屋は沢山あるんだから大丈夫だ!!」とバラクさん。

ダメですよ!お腹の大きいホリアちゃんの仕事をこれ以上増やす訳にはいきません!!

「我々は砂漠に帰ります。」

「砂漠なんて100mで行けるぞ~~!ハッハッハハ!!」とバラクさんは大笑いで言います。

「その100m先の砂漠に来るのにカメは30,000km走ってきたので、今日も砂漠で寝たいのです!」

「じゃぁ明日の朝、朝食を食べに来て!」とホリアちゃん。

ホリアちゃんが言うんじゃしょうがないな~。という顔のマリー。明日の朝もお世話になる事になりました。

そこまでホリアちゃんとバラクさんを感動させた「日本のお土産」とは・・・

実は日本を出発する際に、書家のカメパパは「お世話になった方々に、感謝の気持ちを込めてお渡ししなさい。」と沢山の色紙を書いてくれました。

その色紙の中の1つに【ほおずき】と書かれたものがありました。。。

「”ほおずき”って・・・渡しにくいな~。説明できないからコレいらない!」と一度は拒否したんですが

「持っていけ!」とカメパパが強く言うので、仕方なく持ってきた1枚。。。

【ほおずき】はその形から、子宝や安産のお守りの意味があるそうなんです。

カメが妊娠中のホリアちゃんに出会う事をカメパパは知っていたのか???驚くほどのタイミング!!

ホリアちゃんに感謝の気持ちと共に、書かれている日本語の意味を伝えると、大変感動してくれ

カメは明日の朝食まで頂く事になったのでした。

恐るべし!カメパパの予知能力!!!

【メルズーガ  走行距離10キロ】


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