呪文の効果
ウラジオストックを出発して2日目
起きると外は長距離トラックでいっぱいでした。
出発前に参考にしたロシア旅の本や、皆様の話に長距離ドライバーの止まっている街道沿いパーキングやCafeは安心との事だってので、昨日の選択は正解!
2日目にして、すでに化粧をやめてしまった。。。あははは・・・
本日の出発は【スパスク・ダーリニー】からです
「ロシアの道路事情は最悪だよ〜」
皆さんが口をそろえて言ってました。
確かに穴ぼこだらけだし、ドライバーは道が真っ直ぐだからメチャメチャ飛ばして追い越していきます。
工事車両が頑張って働いても追いつかないんですね〜
都市を離れると、ロシア車が走っていて、やっと異国に来た感じが出るよ。
写真はちょ〜オンボロなバス?
雰囲気はあるよね〜
スピード出なくて大変そうだしたけど。。
立ち寄った町の携帯ショップの店員さん
お買い物を手伝ってくれたので、記念に写真を撮らせて〜ってお願いすると
「ニエ〜ット!ニエ〜ット!(No!No!)」
って言いながらも、お花を持ってならいいよ〜
と、写真に応じてくれた
彼女もスッピンだったのかな?
町を抜けて本線を少し外れるたら、どこかの私有地に迷い込んじゃった。
車を止めてウロウロしてると、おじさんがやってきた。怒られるのかな。。。。。
よし!こんな時は、アナスタシアに教わったロシアのあいさつ、元気に言ってみよう!!
「プリビエット!(Hello!)」
「Привет!」
おじさんはニコやかにあいさつを返してくれた。(アナスタシアに感謝!)
ロシア語で、ベラベラと話し始めたおじさん。
う〜ん…それは流石にわからんよ〜
でも、適当に返事するなんて失礼だ!
地球の歩き方の後ろに載ってる、ロシア語の日常会話を見ながら、会話してみる。
「Где вы собираетесь?」 を指差している。 意味は・・・「どこに行きたいの?」
お〜〜〜〜!会話がわかる〜〜〜〜!!
「モスクワ!」カタカナは通じるかな? 「Москва???」通じた!
おじさんが何か言いながら、すごく遠い事を表現している。
おじさんの名前はワーニャさん。ワーニャおじさんがまた何かロシア語を指差した。
「ん?学生?私が学生かって??」
いえいえ、もう40歳ですよと、数字を指した。
「Вы уверены ?」
ワーニャおじさん、またしてもビックリしていた。日本人は本当に若く見えるんだね〜。
我々が迷い込んだ敷地は何かの研究施設?ワーニャさんは「ラボ」と言っていたんだけど。
別れ際、おじさんは「モスクワまでは8000キロあるから気を付けて行くんだよ」的な事を言っていたと思うんだ〜。もう本なしでもわかるよ!
ワーニャおじさん!スパシーバ!!
ラボを出て、しばらく走るとクレアからお茶のお誘い。
本日は本線を外れた、どこかの農園らしき場所。
すこしゆっくりする為にマークはオーニングを出してくれた。
クレアはアールグレイのミルクティー入れてくれた。暑い日でもお茶はHotで頂く。
みんなHappyな1枚。
「今夜はココでバーベキューをしよう!」
え??ココでですか? この農園、誰のか分からないですよ??
「大丈夫!ここは誰かが来た形跡がないし、誰もこないわ!」
って、小さな国・日本では絶対に怒られるよ〜!
しかし、ココは広大な土地ロシア
彼女たちは、日本から炭を持ってきていて、手早くBBQの準備。
旅に出ると、食事の面での野菜不足が気になるところだったんだけど、これなら大丈夫だね!
クレアご馳走様でした!
実は…マーク&クレアとの出会いは偶然では無かったようで・・・
境港で彼らに初めて出会った時に、この出会いを師匠ナオちゃんに報告したんです。
「ランクルに乗ったイギリス人夫妻と一緒になったよ〜」って。
すると、すぐに師匠から返信が
「もしかしてクレア?その夫妻なら知ってる!もし、私の知っているクレアなら安心だ〜!!」
マジで???!!
「Do you know Ms.NAOKO?」クレアに聞いてみた。
「Yes!!」
そう言って、小さなガラス細工を見せてくれた。
ナオちゃんの手作りのお守り!!
さすが!師匠ナオちゃんのお守り!
出発直前から私たちは導かれていたようだ。
『ナオちゃんに会いなさい。。。』
シルクバレーのキャンプ場で呪文のように言われた言葉の意味がわかった。
呪文の効果!絶大!!!
ありがとう!ナオちゃん!!
2日目の旅も無事に終了。
【スパースク・ダーリニー → リェソザヴォーツク 走行距離200キロ】