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荒野〜都市。そしてまた荒野へ

アフリカ大陸・モロッコ9日目。コール・ベルカッセムのオアシスの朝。

昨夜ず~~っと居座ったオジさんは、夕飯前にドミニクさんがアラビア語でお話をして帰って頂きました。

お世話になったオアシスを後にして、今日は街に向かいます。と言っても・・・

来た道を帰らなければならないんですけどね~。10キロ程のオフロードですが、再度慎重に進みます。

マリちゃんはディフェンダーの前を歩き道の確認に余念がありません。さすがですね~。

実はこの後、ジーナさんは川岸の泥濘にはまり、スタックしそうに!!

後ろから来ていたドミニクさんが「お!やったな!」と嬉しそうな顔をしたのも束の間、デフロックを上手く使い、ジーナさん見事に脱出!!

日本ではまず使う事のないこの機能!「オンリーメルセデス」の取材の際に、Gクラス大好きカメラマン犬塚氏に教えて頂いておいて良かった~。練習の成果が活かされました~~!!

オフロードを抜け出し、N10号線で「Ar Rachidia」の街に到着~。久々の大きな街にホッと一安心。

都会の子供達はみんな学校に通い、ちゃんとキレイな靴も履いています。昨日の土地と50キロも離れていないのに。。。

そんな事を考えながらも、我々はスーパーにGo!それはソレ。これはコレです!

久々のスーパーマーケット~!!目移りしちゃうわ~~~。

豊富な物資に感謝します。先進国では当たり前の事がココでは当たり前ではないから実感できる事。

スーパーを出ると、ドミニクさん誰かに捕まっています。誰???

ジーナとディフェンダーの間にちゃっかり車を止めて、砂漠ツアーの営業マンです。

日本車に乗ってくれているのは嬉しいのですが、頼んでもないのに寄ってくるその距離感がちょっとウザいです。。。

「ジーナさんの冷蔵庫に食材を入れるのに、あなたの車邪魔なんですけど~。」的なオーラを出すと、どこかへ行ってくれました。

モロッコの人は悪い人ではないのですが、商売人は相手の「財布」しか見ていない感じがバリバリします。

きちんと『No!!』を伝えないといつまでも居ます。

幸いカメは「怒り」や「嫌悪」の表現がとっても得意な役者なので、こういう時は大変便利です。

ランチは町外れの湖へ~。落ち着いた食後のティータイム。ヨーロッパからのキャンピングトラックも泊まってたよ。

午後はN13号線を北上します。ここは「ズィズ渓谷」。

木々が一本も生えていない山々と、パームツリーのオアシスのコントラストが美しい道です。

今にも崩れそうな山肌は少し怖いけど。。。モロッコ、こういう道結構あります。

「ズィズ渓谷」にあるこのトンネルは、昔フランス軍がこの先の土地を侵略するために手掘りで掘り進んだトンネルなんだって!

今日はこの先の街「Rich」の先でキャンプです。夜、あまりに星がキレイなのでカメラマンさん頑張ってくれました~!

ノルウェーのオーロラ以来の夜の写真。実は毎晩のように満天の星が見えていたモロッコキャンプ。

この日が1番寒い夜で、空気が澄み切っていたのか、美しい星空が撮れました~。

【Col de Belkassem(コール・ベルカッセム) → Rich 走行距離167キロ】


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