hand to hand
- Sayaka kametani
- 2016年12月9日
- 読了時間: 3分
村から離れた川辺でランチ休憩。。
すると、どこから現れたかのか、一人の少年が私たちの前を横切りました。

その手に持っていたのは「リス」。野生のリスを自分で捕まえてペットにしているんだって。
「そのポケットに入っているのは何?」そう訪ねると、少年は嬉しそうに実演してくれました。

「こうやって捕まえるんだよと!」言わんばかりに。
マリちゃんがフランス語で、ドミニクさんがアラビア語で話しかけても少年は声を発しません。。
マリちゃんがカメにマフラーを無言で渡しました。『少年にあげてきなさい』と言う目をしています。

「はい。これ温かいよ。」と少年に渡すと。。。

少年はその上にペットの「リス」を置こうとします。違う違う…リスのお布団じゃないよ。

少年はマフラーを知りませんでした。マリちゃんが「首に巻くのよ」と説明します。よし、カメが巻いてあげよう!

うん!より男前になったね!!良かった。良かった。夜はリスのお布団にしてあげるといいと思うよ。
ランチを終え出発の準備をしていると、今度はロバに水を飲ませに女性が現れました。
「Sayaka!いらっしゃい。」マリちゃんはそう言うと、カメが「もう要らない」と捨てようとしたカメのセーターを出しました。
「彼女に渡しに行くよ。」とマリちゃん。

「あの~私のお古で申し訳ないのですが…良かった来てください。。。」
女優の後輩に買ったけど着なかったお洋服をあげたことはあっても、
大したブランドでもなんでもない洋服を知らない人にあげるのはかなり気が引けます。

モジモジしてるカメに彼女は言います。「あの子の分もくれ。」
なんてこった~~~!!すぐに調子にのるのは良くないですよ!!
マリちゃんはハッキリ彼女に言いました。「無い!」
昨日のマリちゃんの教えは「あげるのは1つだけ。あげ過ぎてもダメなのよ。」まさにこの事だったのですね~。
この後、後かたずけをして川辺を去ろうとすると、おじさんが2人。バイクでやってきました。
「外国人が川で何かくれる。」と聞きつけたのでしょう。我々は知らん顔をして素早く立ち去りました。

その日の午後。通過した一つの村に小さな学校がありました。
今まで見てきた立派な街の学校とは違い、小さな建物が2つあるだけの学校でした。
「Sayaka、昨日用意した学校用の本を持って行くよ!」と、マリちゃん。
ウィ!マダム!!急いで本を車からだし、学校の中へ。

学校では低学年の子供達が勉強中でした。突然、村の学校に知ら無い外国人が来たら…写真の子供のような顔になるのは当然。
マリちゃんが先生とお話をすると、本のセールスに来たと勘違いされました。
「フランスから本とおもちゃを持ってきから、子供達に役立ててほしい」とマリちゃんは沢山の本とおもちゃを先生に託しました。
そしてカメは、マリちゃんの背中からしっかりと学ぶのでした。

R706号線からR317号線に入る頃は、あたりには村も人影もなくなりました。

それもそのはず!ナビを見ると標高2600mを越えています。

今日はこの山の山頂でキャンプを張ります!!ここの絶景がスゴかった!!!
ここではドローン映像を撮影したよ~。映像は【ディスカバリー・Japan】のInstagramにUPされてま~す。ぜひ見てみてくださいね~。
【Rich → Tizi-Tirherhouzine 走行距離161キロ】
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