「モロッコ」ってどんなところ??
ユーラシア大陸横断140日目!!記念すべきアフリカ大陸・モロッコ1日目の朝です!!
昨日夕方にモロッコに入国してから、我々は東に進路をとり「TETOUAN(ティトゥアン)」の街を目指します。
「タンジェ港からモロッコに入ったら、西海岸を下って、首都「RABAT(ラバト)」に向かって…」
と考えていたのですが、モロッコ通のドミニクさん&マリーさんがそんな普通のことをする訳がなく。。。
全く考えてなかった、東に海岸線沿いを進むことになりました~。
程なくして「TETOUAN(ティトゥアン)」の街に到着。
街は古いメルセデスで溢れていました。乗り合いタクシーは綺麗なブルー!
その乗車人数にびっくり!!前に3人後ろに4人=合計7人も乗っています!!
「9人は乗るんじゃない?」とドミニクさん。
「昔、運転手の膝にもお客を乗せているタクシーを見たよ。」
またまた~、ご冗談を~~~。モロッコは何人乗っても怒られないんですかね~??
街の中心に着くと、バイクのおじさんが近寄ってきて、何やら親しげにドミニクさん&マリーさんお話しています。
昔の知り合い??そんなタイミング良く街中で合うかな~~~???
現金をモロッコデルハムに両替する銀行を探していた我々に、道案内をするようにバイクのおじさんが先頭を走ります。
すぐに銀行には着いたのですが・・・このおじさんは誰?!??
「次は給油かい?マルシェかい??ついておいで!案内してあげるから!」
軽快に先を走るおじさん。。。
ガソリンスタンドに到着し給油している時にドミニクさんにこっそり聞いてみたら
「全然知らない人だよ。僕のフランスナンバーを見て、『私はフランスが大好きだ~』って言うからさ~」
あ~~~~…ガイドブックに書いてあったヤツですか~。勝手に案内をかって出て、最後に現金をせびるヤツ~。。でも、ドミニクさんがそんなのに引っかかる訳がないはず。。。
と、思っていると。。ガソリンスタンドの前で交通整理をしているお巡りさんを見たオジさんは何処かに消え去りました。
ドミニクさんが何か言ったのかな???
この先もこういう人多いんだろうな~。。。気を引き締めないと!!
お昼は海の見える丘のパーキングでランチです。スペインとモロッコの間の海は「アルボラン海」と言うそうです。
ぜ~~~んぶ地中海だと思ってたら、細かく名前があるんですね~。
午後は海岸線の小さな街をいくつか抜けて2台は進みます。
「ここから先は君たちが先を行くんだよ。これは君たちの旅だ!僕たちはただの護衛だからね!」
なんという素敵なお言葉!!! はい!頑張ります!!
小さな街の子供達はみんなフレンドリーに手を振ってくれます。なぜか大人達も陽気に手を振ってくれます。
小さな街の中心には、こんな感じで野菜を売っています。一見綺麗な新鮮野菜に見えますが、結構痛みが激しいです。
カメはこの先、モロッコで野菜を買うことが出来るのでしょうか。。。
小さな商店の店先には丸いパンが置いてます。これがモロッコのパン「ホブス」モロッコ語で《パン》って意味ですけどね。
「ケースにも何にも入ってないんかい!!」って突っ込みたくなります。
モロッコで多い住宅。四角い建物に四角い窓。驚くべきは建築途中みたいなのにみんな住んでいること。
カメの推測ですが…お金がある分だけ建築して、また建増しするって建て方じゃないかな~??
建物の屋上部分に骨組みが突き出ているのに、建築資材が周りにない建物が多いんですよね~。
町外れに学校帰りの女子学生を発見!アラビックだから厳格にスカーフで髪を隠し。。。っていうのが普通かと思いましたが、最近はそうでもないんですね~。若い女子がオシャレ好きなのは世界共通ですね!しかし、彼女達がちょっと違うのは・・・
こ~~~~~~んな山間部を歩いて下校していました~!!!!スゴイとしか言いようがない。。。
本日のキャンプ地は山間のプチ広場。ここは安心なのかな~。。。不安そうな顔をしていると
「ここはベルベル人しか住んでない山間部だから大丈夫だよ。」とドミニクさん。
モロッコには大きく分けて「アラブ人」と「ベルベル人」がいます。
その昔アラビア半島から侵入してきたアラブ人が、先住のベルベル人を山に追いやってしまったんだって。現在も国民の6割がベルベル人なんだそうな。
他にもモロッコには西サハラに住む「トゥアレグ族」。遊牧民の「ノマド」。いろんな民族がいるんだって~。
ドミニクさん&マリーさんにモロッコの歴史を教わりながら夜は更けていくのでした。。。
【新タンジェ港から東30キロ付近 → タクムー付近山間部 走行距離164キロ】