モロッコ・Figuig
アフリカ大陸・モロッコ6日目~。
オアシスでむかえた朝はとっても穏やかで、ヤギの声と朝日で起きます。
ドミニクさんにもらったマームヤシの枝~。パームヤシの実【ダーツ】が落ちた後の枝は「天然ホウキ」になりまーす。
今日も元気に2台で出発で~す!オアシスからの出発って…なんかイイ響き~。
N17号線を「Figuig(フィギーグ)」に向かいます。
って15キロくらいなのですぐ着いちゃいました~。モロッコの南東の街「Figuig(フィギーグ)」。ココはドミニクさんが幼少期を過ごした街でもありました。
この駐車場のすぐ脇にお父さんの病院があったんだって~。
この街もアルジェリアの国境が目の前。昔はフランス軍が駐屯地を置いていたのでしょう。
「この公園で迷子になった記憶だけしかないけどね~。」とドミニクさん。
街の中央に車を停めて、お向かいの役所のような建物に入っていくドミニクさん。
「僕がイイと言うまで写真は撮っちゃダメだよ。」
了解!
ブルーの服のおじさん。昔ドミニクさん&マリちゃんとモロッコを旅したガイドさん。
おじさん何やら偉い人に話してくれて、偉い人はそのまた上に電話してくれて…、街で写真を撮る許可がおりました~。
なぜこの街だけ写真の許可が必要だったのか???それが謎なのですが。。。
そしてフィギーグでも街を案内するガイドが付くことに。
ドミニクさんが私たちにモロッコを教えるために付けてくれたのでしょう。このガイドさんは有料です。1日100デルハムで交渉成立。
でも、フィギーグの街もこんなもんでしょ?なんでガイドなんているの???と、マリちゃんに聞くと、
「Figuig(フィギーグ)の街は、この先よ。」
え?先??だって車はココで行き止まりじゃないの???
ガイドのモハメドさんと一緒に市街地の脇を抜けて行くと目の前に広がったのは・・・
一面「パームツリー」の森~~。巨大なオアシスです!!!
その巨大なオアシスの中にあるのが「「Figuig(フィギーグ)」の旧市街です。
私たちが車を止めた駐車場は新市街地の中心。
新市街地の街外れ、丘の上から見渡すパームツリーの森は圧巻です。
では!旧市街散策に行ってみよう!!
お!街の子供のリュック「ドラゴンボール」じゃないですか~。
モロッコの東の果てでも悟空は人気なのか!?鳥山明は偉大だ~!!
街はやはり「石と土」で出来ています。写真のような屋根のある通路が街の至る所にあるのですが、
この通路の上は住居スペースとして拡張しているんだそうな。パームツリーの木と葉を使って通路の屋根(住居の2階部分)は出来ています。
この街はベルベル人の街です。おじさんの服は《ジュバラ》と言い、風通しが良く夏の日差しや細かい砂から守ってくれます。
モロッコは公道も街中もどこにでもロバがいます。童話の中でしか見たことのないロバ。かなりよく働いています。
旧市街地の中心地に到着~。道端には《プラザ》が開かれていました。いわゆる路上販売みたいなやつです。
近代化されていくにつれ街の人口もプラザも減ってきているフィギーグ。
若者は皆、都市に出て行ってしまって人口の減少が街の問題なんだとか。どこの国も問題は同じなんですね~。
でもね~、本当の「フィギーグ」の醍醐味は【街】ではなかったのです。
それはね。。。
つづく・・・